エキサイトイズム

カテゴリ:経営( 12 )

男性が働けなくなる社会

あけましておめでとうございます。
2015年始まりました。
今年もどうぞR-STOREでお引っ越しのほどよろしくお願いいたします。

年頭ということもあり、連日「これからの日本はどうあるべきか」といったような記事やコラム、ニュースを見かけます。
特に多く目にするのが、「女性労働力の活用」。これは人口減少局面にある日本の労働人口を維持もしくは増やすためには不可欠だと言われていてここ10年位のテーマになっています。
弊社はこの1月で25人になり、そのうち女性は14人。56%が女性で、これは平均的な企業においては多い方ではないかと思います。
日本の企業において女性活用が進んで来なかった原因については様々な意見がありますが、私が個人的に感じるのは当然のことながら女性と男性において根本的な能力の違いがあるはずもなく、女性だからというだけで繊細で丁寧な対応がナチュラルボーンでできるかというとそういうことでもなく、では男性だからというだけでリーダーシップがあるかというとそんなわけもなく、女性だからといって扱いに何か気を使わなければいけないかというとそんなこともなく、男性だからといって体育会系にビシビシやってよいかというと、全くそれも違っていて、性別による区別というのは、多少重いものが持てるかどうかということと、トイレを分けるくらいのものでしかないのかな、と。まあそんな感じがしております。

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あけましておめでとうございます。

よく言われるのが「女性は出産があるから長く働けない」という意見です。これは「女性は出産がある」という1点においては正しいでしょう。でも「長く働けない」というのは全くの間違いだと思っています。「男性も長く働けな」くなるからです。
先日小室淑恵さんの講演の書き起こしを読んだのですが「高齢化社会では出産育児と同様、もしくはそれ以上に介護の負担が重くなる」とおっしゃられていました。これはその通りで、私の両親も古希が近くなってきて要介護になってもおかしくありません。急な病気で介護が必要になることもあるでしょう。そのときは、むしろ男性の「筋力」の方が必要になるそうです。それはそうですよね。だって大人は重いですから。
そうすると介護に駆り出されるのはむしろ働き盛りの男性で、今までは「子育てで女性は働けなくなる」と言っていたのが「男性は介護で働けなくなる」と言われるようになるわけです。保育所が足りないのと同様「介護難民」も増えて、働きたくても働けない男性が増えるかもしれません。

これまでの日本企業が男性中心であったことは疑いようのない事実です。当然働き方や、様々な制度がその前提でできあがっています。で、ここへきて先述のような問題が目の前に横たわっていて、だから「女性を活用できるような制度をつくるべき」だというのが世間一般の共通認識です。でも「男性が働けなくなる」という視点は全く欠落していて、これは男性中心の制度をつくってきた日本企業においては、「女性を活用する制度を付加する」程度じゃ解決できないもっと根本的な問題ではないかと最近思うようになりました。
弊社にも社内規程があり、その修正を進めていますが「修正」って程度でじゃ済まないのではないか、と。もっと根本的に働き方や企業の有り様を見なおさなければいけないんじゃないだろうか、と。そんな風にすら感じます。

先に謝っておきます。この問題に対して私が明確な答えをもっているわけではありません。今現在最も大きな課題として私の前に横たわっていて、どう扱うべきか日々頭を悩ませているというのが現状です。

ただひとつ、この問題について私に考えるきっかけを与えてくれたある女性起業家との会話を紹介したいと思います。彼女は未就学児2人の母で育児をしながら社長をやっています。彼女は「女性こそ管理職になるべきだ。」と言いました。これは、よく新聞で言われているような「男性と女性の管理職比率が公平ではない」とか「女性の登用の機会が男性に比べて少ない」とか、そういった類の議論ではありません。彼女は管理職になり部下をマネジメントする立場になることで、現場から離れることができ、その結果時間に拘束されずに仕事ができるようになり、育児との両立が可能になると考えているのです。だから女性は管理職を目指すべきだ、と。すごくポジティブだと思いませんか?

この考え方は今までの「女性は働き続けられないから、管理職に登用できない」という日本企業の考え方と全く真逆です。むし自ら自分の立場を変え、働き方を変えるからこそ、仕事と育児を両立できるようになる。「積極的に仕事をして、評価され昇進するからこそ仕事を続けられる」って素敵だと思いませんか?

今後私達の会社も社会の変化を受け、変化していかざるを得ないでしょう。ただ少なくとも、私達の会社は、男性に対しても、女性に対しても、人生の変化をポジティブに捉えて欲しいし、その変化に対応すべく編み出される自由な発想や働き方を認め、邪魔せず、むしろ奨励し、積極的に応援する。そういった会社でありたいと思っています。

とりとめのない年頭のご挨拶で申し訳ないですが、こんなところで。

本年もよろしくお願いいたします。

R-STORE
浅井

by r-store_asai | 2015-01-07 11:06 | 経営

インターネット時代の大人の対応。

こんにちは、アールストアの浅井です。
今日はクリスマス・イブですね。Merry Christmas.

さて、まったくクリスマスと関係のない話題。
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クリスマスですね。戴き物のスノードーム。センチメンタルな気分になります。


ウェブで商売をやっていると、ありがたいことに24時間お客様からのコンタクトがある。業務時間は9時から18時、水・祝は定休としているが、サイトは24時間365日開いているから、問合せはいただく。そのときに、どう対応するのか。

自分が公休をとっている日でも、メールには目を通し返信するという人もいるだろう。一方でプライベートとワークタイムはきっぱりと切り分けて休みの日は一切仕事のことは考えたくないという人もいるだろう。

どちらが正しいということは無い。どちらも推奨しないし、どちらも良いと思う。

僕自身はちょうど中間という感じで、メールに目は通すけれど、緊急度が低ければ放置。翌営業日に返信する。緊急度が高ければ即対応。そんな感じでやっている。結局このやり方が自分にとって一番ストレスがなく効率的だとわかったからだ。
職種柄緊急性の高いメールが来る可能性もあるから、携帯やPCを見ないと逆に落ち着かない。見られないことがストレスになってしまう。だから、結局このやり方になった。プライベートの旅行だとしても絶対にPCは持っていく。電波が入らないと落ち着かない(笑)。

一方で、休日にメールを見ること自体がストレスだという人もいるだろう。頭の中から綺麗さっぱり仕事のことを消去したい。それはそれで否定しない。僕自身もそういう時期はあった。内装業の営業をやっていたころ、休みの日でも現場は動いていて、しょっちゅう電話がかかってくるのが本当に嫌だった(で、携帯の電源を切るんだが、携帯の電源を切っていると翌日「お前携帯切っていただろ」と怒られそうで、切っているのに留守電が入っていないかどうかが気になって気になって仕方がなかった。これはストレスだったなあ)。

正直各々が一番ストレスの無い方法で対応すれば良いと思う。ストレスがあると業務のパフォーマンスも落ちるし、最も自分に適した働き方をすれば良い。

ただ一方で、インターネットというツールができてから、早いレスポンス(以下、即レス)に対するユーザーの期待値は自分の意思とは関係なく高まっているということは、客観的に認識しておいた方が良いであろう。自分に当てはめて考えてみると、相手が休日だろうかどうかは関係なく、即レスがあれば好意的に受け取るし、レスが遅ければ失望する。それは、望む望まざるに関わらず、そういう時代になったと受け止めるしかないと思う。

一方で、実は内容が問題なのではなく、即レスすることが大事だということも言える。極端な話、即レスする内容は「今日はお休みをいただいておりますので、明日お返事します」で良いのだ。そのメールが届くかどうかでユーザーの我々に対する印象は大きく異なってくるだろう。
何もなく返信がなければ「自分は放置されている、無視されている」という感情を抱くのは仕方のないことだ。たとえ「今は返事ができない」という内容のレスであっても、それがあれば少なくとも無視されていないことはわかる。返事がいつかあることもわかる。それだけでユーザーの心持ちは大きく異なってくるはずだ。

営業という職種は、その性質上、休みであろうとお客様から連絡をいただくのは仕方がないと思う。相手のあることなので、そこは避けられないことだ。相手が連絡しないことに期待してはいけない。僕達が考えるべきなのは、「それにどう対応するか」ということだ。
休みの日でも対応することにストレスがなければ、それで良い。ストレスを感じる人には、例えば、gmailであれば自動返信機能というものがある。休みの日は自動で休みである旨を返信するように設定し、PCの電源は落としておくのも良いだろう。

自分の欲求と、相手の期待は冷静に分けて考えなければならないと思う。自分が望んでいることを、必ずしも相手は期待していないということは確かなこととして認識しよう。
でも自分の人生なんだから、やっぱり自分の欲求を実現するために生きるべきだ。そのために、業務時間外のメールがストレスになるのであれば、徹底的に排除すれば良い。でも、排除する際に、相手のことを少し考えて、その期待に配慮するということがインターネット時代の大人の対応というものかな、と思う。

こんなところで。
今年はこれでブログ最後になると思います。
では、みなさま 良いお年を。

R-STORE 浅井
by r-store_asai | 2014-12-24 11:17 | 経営

会社に不満がある場合にどうするのか考える。

こんにちは。R-STOREの浅井です。

会社に不満がある。上司に不満がある。それ自体はごく健全なことだろう。僕達は宗教団体じゃないんだから、絶対的な何かなんてものは持ち合わせていないし、絶対的な規範なんてものはない。全てが流動的で相対的だ。誰かの喜びは誰かの不満だったり、誰かにとっての幸福が、誰かの不幸せだったり、妬み、恨み、嫉み、そんなのは当然あってしかるべきで、ごく健全なことだ。
それがなかったら、逆に気持ち悪い。全員が常に笑顔の集団なんて宗教しか思い浮かばないけど、そこには得体の知れない恐怖すら感じるものだ。
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本文とは関係ありませんが、今年もカレンダーをつくっております。


もし、問題があるとすれば、それは不満があることそのものではなく、不満を言わせてもらえなかったり、不満を打ち明けられる仲間や上司がいなかったり、不満を飲み込むことを強要されたり、そういったある種不自然な環境があることだ。だから、僕のような立場の人間は、そういった不満を聞くことがすごく大事。それは前回のエントリーでも書いたように、僕自身が積極的なコミュニケーションを試みる必要があるだろう。それは僕の仕事。

一方で、その不満を言ってどうしたいのかという、言う側の姿勢も大事だろう。不満をぶちまけてスッキリする。それはそれで良い。健康的だ。不満を言って、何かを変えようとする。自分の良い方向に変化させようとする。それも素晴らしい。上司を捕まえて率直に問題を伝えて、解決を試みる。素晴らしい行動だ。そこに上司への遠慮はいらない。むしろ上司には、その不満を解決することで会社が前進するのであれば、それこそが上司の職務だと喜んで論戦に応ずる器が必要であろう。

問題はスッキリも変化もしない(する気がない)のに、不満だけは言う場合だ。これは正直やめてほしい。そこから発せられる負のオーラや、愚痴は周囲に負の影響しか与えない。なんの生産性もない。せめてスッキリするか、もしくは周囲を巻き込まないように、庭に穴でも掘って、そこに向かって愚痴っていてほしい。

とは言え、年齢の差、立場の差、性格の差、いろんな障壁があって「言えない」ということは大いに考えられるし、自分も経験がある。デリケートな部分だ。だから弊社では新年にフリーディスカッションをすることにした(前回のエントリー参照)。これは今年の夏にも一度行っていて、結構盛り上がって面白かった。わりと際どい質問も出て、普段聞けないようなこと、言えないような意見が色々と出た。新年のディスカッションも盛り上がることを期待している。
やり方は、事前に議論したい題目を無記名の投書で集めて、それを集計して、それについて全員で議論する。不満、批判、要求、何でも良い。集計も運営も社員なので、僕のバイアスは一切なしだ。遠慮はいらない。

普段言えない人ほど、この機会を活用してほしい。
そして投書の締め切りは本日である。

こんなところで。

アールストア
浅井

by r-store_asai | 2014-12-17 11:36 | 経営

23人の会社の社長業ってなんだろう?

こんにちは。R-STOREの浅井です。

どうやら、創立5周年を迎えた今年の年末は社員総勢23名で終えることになりそうである。
23名。5年前の9月に1人で始めた会社、4年前に2人になり、3年前に3人になり・・・と考えると大きくなった。来年にはもう一人加わる。
売上も今のところは順調に伸びている。もちろん多くの課題を抱えてはいるが、何をやるべきかはわかっている。それを粛々と続けることを続けていく。

この5年間で一番大きく変わったのは人に対する自分の接し方であろう。
片手で数えられる社員数だったころは、一人一人とのコミュニケーションは濃密だった。自分もわからないことが多かったし、一緒に考えて、一緒に仕組みを作ったりした。

それが両手を超えてきて少し変化した。当然自分は一人しかいないし、時間は有限なので各人とのコミュニケーションの時間は薄まる。一方でその分を所謂飲みュニケーションで補ったりしていた。オフィスでの対話が減った分、居酒屋での対話が増えて、そんな中から新たな仕組みや制度が生まれた。この頃ジョインしてくれたメンバーは、僕と話す機会も多かったし、その中でいろんなことが決まるから、まだまだ各人が主体的に会社に関われているという感覚が明確にあったと思う。今の会社の基礎ができたのはこの時期だ。

そして今のフェーズ。飲みニュケーションも限界を迎えている。メンバー各人と濃密な対話を行うことは物理的に難しくなりつつある。自分の肝臓との対話も必要だ。そこで中間管理職をつくった。チームを分けることで、管理職であるマネジャーとメンバーとの対話を多くする。僕だけでは既にできなくなっていた個々人の問題把握や解決、各人との対話をマネジャーに任せる。その上で僕とマネジャーが対話を持つ。コミュニケーションロスを無視すれば(無視できないけど)、僕が個々人と話をするのと同じ効果があるはずである。

正直、個々人が抱えている問題は狙いどおり今まで以上にクリアになっていると思う。マネジャーからの吸い上げも上手くいっている。僕の中では今まで通り、むしろ今まで以上に上手くいっているように思う。

しかし、視点をメンバー個々人に移してみたときにどうだろう?
既にこのフェーズに入ってからジョインしたメンバーに関しては、おそらく「こういう会社だ」という感じ方になるはずである、一旦は現在の状況を消化した上でどう会社に対して、僕に対してアプローチするかを考えるはずである。

では、飲みュニケーション時代を知るメンバーにとってはどうだろう?今までフラットであった組織にヒエラルキーができた。マネジャーを通して意見を言わなくはいけないことで見えない壁ができた。浅井と飲みにいく時間が減った。結果として、主体的に会社に関わっている感覚が感じられなくなった。そんな風に感じるのかもしれない。

もし今後もメンバーが増えていくとしたら、飲みニュケーションを知るメンバーは相対的にマイノリティになっていくから、これは会社の変化の過程の一部としてスルーして良いという選択肢もあるだろう。我々がどこにも負けない、オンリーワンのプロダクトをつくるメーカーだったら、そういう考えを僕もしたかもしれない。人がいなくても商品が勝手に営業してくれる。そんな環境であればそうしたかもしれない。Appleはウォズを失っても世界一の会社になったのだ。

でも、賃貸用不動産という誰にでも扱うことができる、差別化できない商品を扱う我々にとって持っている財産は人でしかない。それしかない。だからこそ今までもできるだけコミュニケーションを大事にしてきたつもりだし、いまさらスルーという選択肢はない。人こそが経営の根幹だからだ。

どんな方法が最善で望まれるものなのかはわからないのだけれど、マネジャーが日々の業務を請け負い、僕に少し自由時間を与えてくれた分、社員とのコミュニケーションにその時間を回していくつもりだ。今のフェーズでは、それこそが社長業であるような気すらしている。

とりあえず、来年の頭、1月5日の仕事はじめに、全社員でフリーディスカッションをすることにした。議題も議論の方法もメンバーが決める。何を聞いても良い。何を議論しても良い。批判も要望も意見も何でもありだ。社長からの一方的な訓示ではなく、全員のフリーディスカッションから新年を始める。対話とコミュニケーションを重視する我々の会社の新年の始まりとしてふさわしい企画であるように思う。このディスカッションをやろうという発案もメンバーから出たものであることは嬉しい。

どんな意見がでるのか今から楽しみである。

R-STORE 浅井

by r-store_asai | 2014-12-10 12:35 | 経営

情緒と経営。

こんにちは、R-STOREの浅井です。

今日は私的な感情の整理のためにブログを書こうと思う。

ここ最近モヤモヤと考えていて、それはある方と今やっている事業のあり方について議論しているときに「事業にごとに別会社にして、それぞれの事業は資本金を食いつくしたら諦めた方が良い」と言われたことが発端。

これは全くの正論で、要するに育つ芽のない事業にお金をずっと突っ込んでいても無駄だよ、と。しかも投資すればするほど引けなくなるから、泥沼にはまりやすい。だから諦めるときのルールをあらかじめ決めておくんだ、と。これは株式投資でいうところの「損切りのルールを決めておく」ということと同じ。資本金100万の別会社をつくって、その会社が100万を使いきったらゲームオーバー。使い切る前に黒字化して軌道に乗ったらゲーム続行。そうやって会社が傾かないようにリスクマネジメントする。
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本文とは全く関係ないが、昨日見つけた東京オリンピック後50年のポスターが格好良すぎた件。


これは重ね重ね正論だし、というか当たり前だし、納得いかないからモヤモヤしてるとかそういうこと思うくらいなら社長やめた方が世の中のためってくらい経営者としてむしろ最低限必要な考え方。この考え方ができなければ確実に死ぬ。負けないための考え方。死なないための考え方。
そもそも私情を挟まないこういうドライな考え方は嫌いじゃない。でも、最近思うのは、それだけでは生きていけないということ。死なないように生きるだけの人生が絶望的なように、死なないことだけを考えて事業をやるのは何かが違うのだ。

何が違うのか。僕は「好きこそものの上手なれ」という言葉が好きで、スポーツでもなんでも好きであることが上手くなるための条件だと思っている。事業も同じだ。経営者やメンバーがその事業を好きだという気持ちが事業の成長のエンジンになる。人生にロマンや夢が必要なように、事業にも情緒的な部分が必要なのだ。ソロバンだけでは事業は成長しないと思う。そういうこと。

逆にいうと好きでもない事業を何年もやり続けるなんて耐えられない。好きだから続けられるし、いろんな苦難も糧にできる。その結果として育っていく事業を見ると自分が認められたようでまた好きになる。そのサイクルが回るとずっと成長していける。
でも、このサイクルを回すのって大変だし時間がかかる。短期的なリターンを求める投資家に対してはなかなか理解を得づらいのかもしれない。「もっと成長性のある事業に投資を」と言われるかもしれないけど、その事業が好きになれなかったらそもそも成長もできないのだ。そんな自分は経営者としては不器用なのかもしれないけど。

でも、投資家から資本を入れてもらっている以上、この2つの考え方は共存させないといけない。好きだけで損失ばかりだしていてもいけない。ソロバンだけでも成長しない。そもそもこの2つは二律背反ではないから、両方やっていくだけだ。そんなことは初めからわかっているのだ。
だから、冒頭の方のアドバイスは全然正しい。全く否定しない。むしろ同意。でもそう言われて少しモヤモヤしたのは、自分が事業に対する情緒的な部分を自分で思っている以上に大事にしていたからだろう。そんな自分が不器用だと改めて思って、自分に少し失望したからかもしれない。

あるセミナーでスマイルズの遠山社長がgiraffeというネクタイショップを黒字化するのに7年かかったとおっしゃっていた。好きじゃない事業を7年も続けられるか?自分はそうは思わない。でも好きで7年間あきらめなければ黒字化するのだ。

そういうことなのだ。

R-STORE浅井

by r-store_asai | 2014-11-19 10:08 | 経営

自分がされたいことを相手にも行え。

こんにちは。アールストアの浅井です。

どんなサービスでもそうだけど、もっとも大事な点が抜け落ちることがある。
一言で言えば「誰のためのサービスなの?」というところ。
答えは簡単で「ユーザーのため」ということになるわけだけど、自分のアイデアや目の前の作業に夢中になって没入すればするほど、その点が抜け落ちる傾向にあるように思う。
例えば

・新奇性のあるインターフェイス⇔ユーザーが使いやすいインターフェイス
・こだわりの品揃え⇔ユーザーが欲しい商品
・事務作業を減らすことができる仕組み⇔ユーザーの手間を減らせる仕組み

すべて似ているようで全く違う。
たとえばモーションを多用したインターフェイスは新奇性はあるけれどユーザーにとっては一度使ったら飽きてしまって、2回目以降はモーションが終了するのを待つのが非常に面倒、というのは良くある話。
こだわりの品揃えは、同時にユーザーをセグメントし減らす。
自分たちの事務作業や手間を省くことは、ユーザーにその作業を転嫁することに他ならない。

新しいインターフェイスを考案したり、品揃えにこだわったり、手間を減らしたりすること自体は間違っていないし、建設的な行為のはずなんだけど、結局それは誰のためにやっているのかという視点が抜け落ちると結果としてただの自己満足に陥ってしまってひどいことになる。

僕はクリスチャンではないけど、サービスの語源の諸説のうちの一つに聖訓として「自分がされたいように相手にも行え」というものがあるらしい。先述の例は「自分の行いたいことは相手もされたいこと」という傲慢になっていて、似て非なるものなのかな、と。

その違いが実に大きいと感じています。

こんなところで。

R-STORE 浅井

by r-store_asai | 2014-10-08 11:26 | 経営

自分ができることは少ない。

こんにちは、R-STOREの浅井です。

社会人になったばかりのころは、「世の中に大きなインパクトを残したい」とか、「誰も思いつかなかったような面白いことをしたい」とか、そんなことばかり考えていて、仕事というのは複雑で高度な思考の結実であるべきだというような考え方をしていたような気がする。
しかし、社会人になって約15年。ここ最近思うことは、仕事は非常にシンプルであるということだ。言い方を変えれば、いかに自分にできることが少ないかということでもある。
そう言うと語弊があるかもしれない。でも、実際に僕たちにできることは非常に少ない。ビジネスだから当然相手がいる。相手の気持ちを僕たちが直接コントロールすることはできない。サイトを見てくれるお客さんを選ぶことはできない。当然問合せをいただくお客様も選ぶことはできない。お客さんの行動に文句を言ったからといって、お客さんの行動が変わるわけではない。サイトをいじっても望む通りの集客が得られるわけではない。マーケティングを重ねても、その通りにいくわけではない。これはBtoBでもBtoCでも同じことだ。相手企業の方針を直接僕たちが決定できるわけではない。

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本文とは全く関係ないのですが、子どもが粘度でつくった本田選手のユニフォーム。本田選手も「準備」って言葉をよく使ってたな。


結局僕たちができるのは、自分ができることを、できるだけしっかりとやって、最善の準備をするということだけなのだ。人事を尽くして天命を待つばかりだ。自分ができることは限られている。それを愚直に行って、あとは結果がでるのを待つしかない。

アールストアの営業職で言えば、できること、自分が完全にコントロールできることは、物件を取材し、サイト上で紹介することだけだ。そこから問合せが来るかどうか、どういったお客さんに興味を持ってもらえるのかはコントロールできない。だから、僕たちにできるのは、できるだけ良い物件をたくさん、できるだけ詳しく丁寧に紹介すること、それしかない。
もし興味を持ってもらったとしたら、次に我々ができることは、できるだけスピーディに、親切に、誠実に対応することだ。その対応をどう感じていただけるかは、もはやコントロール不可能だ。
そうやって整理すると、自分のできることは本当に少ない。できることを愚直にやり続けることだけが、自分に唯一できることなのだ。その後のことは、もはや神のみぞ知る、である。

だから、これを続けることは苦しい。結果がでるか出ないかは自分でコントロールできないのだから。一生懸命やっても結果が出ないことは当然ある。悔しい、愚痴りたい、やめたい、同じことの繰り返しはつまらない。そう思っても当然だと思う。そして多くの人が実際にやめてしまう。
でも、困難なことだからこそ、自分のベストをつくし「続ける」ことが出来る人は価値があると思うし、結局成功している人はそういう人だと思う。

これを考えるとき、ヤンキースのイチロー選手のことをよく考える。彼は多くの偉大な成績を残しているけれど、彼にできる準備はバットを振り、走り、捕ること、それくらいだ。相手の投手が投げる球種をコントロールできるわけではない。だから自分のできる準備をする。でもその準備をしたからといって、翌日にヒットが打てるとは限らない。でも毎日バットを振り準備を続ける。考えてみれば恐ろしいほど単調な毎日である。でも、その蓄積が偉大な結果を生んだことに異論がある人はいないだろう。

結局仕事も同じだな、と思う。自分が今できる準備を怠らない。それを継続する。近道はないし、苦しいけど、それが将来の偉大な結果をもたらしてくれるのだと思う。

こんなところで。
R-STORE浅井

by r-store_asai | 2014-09-24 12:01 | 経営

人間関係で悩む。

こんにちは、R-STOREの浅井です。

自分は人間関係で悩んだことがないのが自慢だったんだが、ここ最近ちょっとしたことがあって、「ああ、これが人間関係で悩むってやつか」なんて、37歳にして今頃わかったりしている。
生来せっかちで、問題が起こるとすぐに解決しようとするタイプだし、解決しないと前に進めないタイプなので、結果的に悩むことがなかったんだと思う。
今回悩んだといっても、3日間くらいで解決の方向となったので、これも悩んだうちに入らないのかもしれないけど、自分としては色々と考えさせられる出来事だった。

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写真は関係ないですが、私が初めてつくった湯呑みです。なかなかよくできた。


以前のエントリーでも書いたが、「自分はわかっているんだ。」「自分が正しいんだ。」という思い込みほど、自分を盲目にさせるものはないと思う。「自分は正しいのに、なんで相手はわかってくれないんだろう。」「こんなに説明しているのに、なんでわからないんだろう。」これは、一見正しい悩みのように見えて、本質的な問題は「相手が自分の考えを理解しないという事実を受け入れない、もしくは受け入れたくない自分」にあったりする。多くの人間関係のこじれはこのパターンであり、双方ともにお互いを受け入れなくなっていて、お互いはお互いでもっともらしい主張を繰り広げるが、その実まったくの平行線なのである。まあ、だから裁判なんてものがあったりするわけだが。

別個の人間であれば、考えることも違って当たり前だし、一つの事象を正反対に理解することだって当然ある。大事なのは「違って当然」と考えられるかどうか、だと思う。

そう考えるためには、お互いがお互いを尊重、まあ今っぽく言えばリスペクトすることが必要で、それはつまり相手の主張を「まあ、そういう見方もあるかもしれない。」と受け入れてみることだったりする。今回自分が悩んだのも、結局自分の相手に対するリスペクトが足りず、それを受け入れようとしなかったことも一因なのだ。でも、リスペクトな視点で見てみると、平行線だった2本の線が、ちょっとずつ傾斜して、いつかは交わるように思える。そう、直立不動のまま平行に向かいあった二人が、互いにお辞儀をするかのように。

なかなかうまくまとまったので、今日はこのあたりで。

R-STORE 浅井

by r-store_asai | 2014-09-03 16:38 | 経営

情熱。

こんにちは、R-STOREの浅井です。

結論から言うと、このエントリーで発表した新事業、リリース1ヶ月遅れます。すいません。

この事業の構想は3年くらい前からあって、タイミング的にも資金的にも今だなと始めることにしたのですが、会社全体の人的な成長を考えると、僕自身がやるよりも、社員の誰かに任せた方が良いだろう、と。事業を0から始める経験は何にも代え難いものがあって、それが社員の成長も促すのではないか、と。そんな考えから、若い男性社員を1名選出して彼に任せることにしました。

しかし、任せるというのも実は口で言うのは簡単だけど、結構難しいなと痛感したわけです。やっぱり3年くらい暖めた構想だけに、色々と僕なりのイメージがあるわけで、中途半端に口を出す。そうなるとやはり社長と社員なので、当然のことながら彼は僕の顔色を伺うようになるわけで。
そうすると、任せたと言っても、実質的には彼は僕の指示に従って手を動かしているだけになってしまう。

そうじゃないんですよ。僕がやりたかったのは。任せるといったらもう任せきりたい。完全に丸投げしたいわけです。それで彼があーでもない、こーでもないと悩んで、悩み抜いて、良いサービスができる、それが理想。
でも、ここで問題が一つあって、このサービスの着想自体は僕がしているという事実。つまり、僕はこのサービスが自分自身も「本当に欲しい」わけです。その切迫感。「まじで欲しい、今すぐ欲しい」という渇望。これと同じくらいのモチベーションを彼がこのサービスに対して持てるのか、と。そのモチベーションがなければ、任せたとしても能動的には動いていかないわけですよね。能動的に動かなければ、常に指示を待つことになってしまうし、僕が想像した以上のサービスには決してならないわけです。それに、彼自身の成長もない、と。

以前、スープストックの遠山さんが言っていましたが、ビジネスは情熱だ、と。彼の事業の一つに「ジラフ」というネクタイ屋さんがあるんですが、その事業は今まで7年間赤字だったそうです。8年目にようやく黒字化。情熱がなければ8年間も待てないですよね。でも、逆に言うと情熱を持って続けていれば事業はいつか絶対成功するということだと思っています。それこそ、あーでもない、こーでもないの試行錯誤を続けて、どんどんサービスを改良して、想像とは違った部分をどんどん修正して、想像を超えるような部分もでてきて、その結果としてお客さんに支持してもらえる。だから、僕と同じくらいの情熱を彼が持てるかというは、この事業を彼に任せて、かつ成功させるのには決定的に重要なわけです。

つまり、4月からこの事業を少しづつ具体化させたんですが、彼がその情熱を持つに至るまで4ヶ月かかった、と。そして既に8月も中旬。間に合わねえ、と。そういうことです。

でも、彼から「僕なりの考え方をもっとサイトに反映させたい」と言われたときは、本当に嬉しかったです。「キタ!」って。サイトビジネスって仕組みのビジネスのように見えて、やっぱりスゴく人間くさい部分が大事だと思っています。だから彼がその気になってくれて本当によかったし、嬉しい。

きっと僕の想像を超える良いサービスになると思います。楽しみです。

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本文とは全く関係ありませんが、実家で87年のウォークマン見つけました。

あ、あとInstagram久々にいじっています。@asakeiです。これから少しづつ投稿増やしたいと思います。


R-STORE 浅井

by r-store_asai | 2014-08-20 10:31 | 経営

「いいオフィス」

こんにちは、R-STOREの浅井です。

今日はご報告が一つ。
正式には明日プレスリリースをしますが、R-STORE企画のコワーキングスペースを上野にオープンします。
R-STORE初の試みです。

初めての今回は台東区にあるWeb制作会社である株式会社LIGさんとの共同事業となりました。LIGさんにプロデュース兼運営という役割を担っていただきます。LIGさんの持つコンテンツ開発力を存分にいかしてもらい、常に何かが「起きる」場となれば良いなと思っています。
募集は明日から始まります。詳しくはこちらをご覧ください

そもそも、1日のうち大半を過ごすオフィスの環境は、住宅と同じくらい大事にしなければいけないという思いはずっと持っていました。へたしたら自宅より長い時間を過ごしている人も多いはずです。
R-STOREがオフィスを緑多い雅叙苑マンションに移転したのも、オフィス環境を良くしたいという理由も少なからずありました。
住宅以上に貧弱なオフィス環境に一石を投じることができればと思っています。

また、弊社でも採用していますが、オフィスの場所や時間に縛られない働き方が生産性を向上させるのに有効であると考えています。LIGさんとのコワーキングスペースも、そういった働き方を助けられるものであれば良いなと思います。
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大きなキッチンがオープンスペースの中心に
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200人規模のセミナー開催可能なオープンスペース。普段はフリーアドレス席として使えます。

空間としては(CGなのでリアリティがなかなか無いのですが)、大きなキッチンを真ん中に配置しているのが特徴です。このキッチンは24時間365日、会員であればいつでも利用できます。自炊も可能ですし、ちょっとしたセミナーで手料理をサーブすることも可能です。ご存知の通り、食事やお茶という時間は、仲間同士のみならず、仕事相手であっても密度の高いコミュニケーションを可能にします。会員同士の交流がこのキッチンを中心に行われるようにと思いを込めました。

一方で、巷では不動産市況の回復や、オフィス空室率の低下が報道されていますが、中小築古オフィスビルの需要は、相変わらず厳しいものがあります。この試みは空室が目立つ古ビルの空床を活用し、再度収益化するためのモデルとして、今後も展開していくつもりです。

R-STOREとLIGが手がけるコワーキングスペース、その名も「いいオフィス」。
いい働き方は「いいオフィス」から。

乞うご期待です。

「いいオフィス」について詳しくはこちらをご覧ください。


R-STORE 浅井

by r-store_asai | 2014-08-06 10:42 | 経営


リノベーション、デザイナーズ、改造OK,賃貸住宅のセレクトショップR-STOREのハンサム社長浅井佳が綴る、住宅やライフスタイルのこと。


by r-store_asai

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リノベーション・デザイナーズ改装自由、面白くておしゃれな賃貸不動産がいっぱいです。
R-STORE
http://www.r-store.jp

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