エキサイトイズム

<   2013年 06月 ( 4 )   > この月の画像一覧

女性効果

こんにちは、R-SOTREの浅井です。

今日の日経に興味深い記事がありました。
要するに女性が活躍している、と。特に記事の最初で紹介されているキャリアママチームの活躍の秘訣は「徹底した情報とノウハウの共有化」だそうです。
c0250964_11535251.jpg
日経の記事です6月26日朝刊1面。


ふと弊社について考えてみました。弊社は現在役職員合わせて15名、うち女性が11名です。営業部だけをみれば10名中8名が女性。来月も1名女性に入社していただくので、女性9名対男性2名。完全な女性所帯です。

女性がおしゃべりだと決めつけると各方面からおしかりを受けそうですが、オフィスは賑やかです。男性だけのオフィスより、やっぱり女性が多いと賑やかで華やかになるし、明るくなるんじゃないかと思います。

私はいつも「何の話をしてるのかなあ・・・」と思って、耳をダンボにしていたりするんですが、ドラマや俳優の話といった完全な世間話から、仕事の段取りの相談や、営業方法についての議論まで様々です。世間話が度を過ぎて盛り上がっていると注意するときもありますが、僕の立場としては基本的には放置です。

で、何の話をしたいかと言うと、おしゃべりの効用というか、前述のようなコミュニケーションが活発化することによって、営業成績にも良い効果がもたらされているのかなと、今日の日経の記事を読んで思ったわけです。

実は不動産業界は1〜3月までが所謂繁忙期で年間の売上の7割をその3ヶ月で稼ぐと言われています。逆にそれ以外は閑散期で、しかも6月〜8月は、雨や暑さで内覧してくださる人が減る最悪の時期だとされています。
しかし一方で同じ不動産業界に属する弊社は、この6月、過去最高の月次売上を記録しようとしています。もちろん、弊社のビジネスモデルに起因するものもありますが、名付ければ「おしゃべり効果」のようなものがあるのかな、と。

世間話にしたって、そこを入口に社員同士が仲良くなる。すると次からのコミュニケーションがスムーズになる。そうすると、仕事の相談や情報共有も円滑になる。今年に入ってから女性が6名増えましたが、そういったコミュニケーションがみるみる円滑になっているように思います。それと同時に売上も徐々に良くなっています。

例えば「今日のお客さんはこういう感じだったから、Aさん担当のあの物件をご紹介してみると良いかも」とか、「Bさんの物件紹介文って良いポイント押さえてるよねー」とか、「こんな感じのお客様にはどういう対応してます?」とか。

実は男性と女性が半々くらいの時期もあったんですが、こういったコミュニケーションは女性の比率が増えてから飛躍的に増えたように思います。情報共有のためのミーティングは週1度設定していますが、それ以外の場でも活発な情報共有が行われています。つまり、冒頭の「徹底した情報とノウハウの共有」が、非常に自然なかたちで行われている、と。これは、明らかに「おしゃべり効果」なんだろうな、と。男性だけだと、なかなか起こりえない状況ではないでしょうか?
もちろん、弊社の男性社員はよくやってくれているということも付け加えておきますが(笑)。

現在のビジネスの規律や慣習というものの多くは男性がつくったものなわけで、女性を採用する会社が増えたとは言え、従来の男性がつくったルールに女性をはめ込むケースが多いと思うんですね。はめ込む意識がなくても、やっぱり僕だって男性がつくったルールで働いてきたから、それが自然だと思い込んでいる。しかし、弊社のメンバーを見ていると、必ずしもその方法ばかりが有効ではないな、と。もっと自由に女性なりのやり方で活躍を促せるのではないか、と思わずにはいられません。

ということで、弊社は今後も基本的にはおしゃべり容認でいきたいと思います(笑)。

こんなところで。

R-STORE浅井

by r-store_asai | 2013-06-26 11:59 | ブログ

スペシャリストとゼネラリスト

こんにちは、R-STOREの浅井です。

スペシャリストになるべきか、ゼネラリストになるべきか、人生においてこの二者択一に悩んだ経験のある人は多いと思います。
正解なんて無いんですが、ムーブメントとしては、不景気になるとスペシャリストを目指す人が増えて、好景気になるとゼネラリストを目指す人が多い気がします。不景気のときはリストラや倒産にそなえて「手に職を」ってことでしょうね。かくいう私もリーマンショック後に会計士を目指そうと思って簿記2級をとったりしました。結局そのうち、そんな思いつきの目標はすぐに忘れちゃいましたけど、でも財務諸表が読めるようになったのは良かったです。

皆さんはどう思われますか?
昨日弊社のメンバーと食事をしながら話しているときに、そんな話になり、以前、有名なコンサルティングファームに勤める友人が言っていた言葉を思い出しました。彼曰く「スペシャリストは楽だ。国家資格だったら、国が給料を保証してくれているようなもんだからね。一見安心だ。だから目指す人が多い。でも目指す人が多い分、だぶつきも多い。今後は資格者であってもゼネラリストであることが、活躍の条件だと思うけどね。」
言われてみれば、人口が減る中で、有資格者は増えているわけですから、当然余る訳で。昨今の弁護士・会計士の過剰問題なんかを見ていると有資格者だから安心ってことは無いんだなあ・・・としみじみ思います。建築士もそう。高度経済成長期からバブル時代のようにばんばん建物が建った時代は仕事も山ほどあったけど、今はそういう環境ではない。取得すれば安全・安心の国家資格も、時代や産業構造が変化するなかで、安心できるものでは無くなっているということだと思います。

私は建築を学んだ不動産屋ですので、建築士について述べさせてもらえば、建築士に求められる能力は、建物を設計する能力だけでなく、経済や経営、さらには社会学など、より広範なものに変わってきているように思います。設計だけではない能力を持たないとスペシャルでは無い時代になっている。逆に建物を設計する能力だけを持っている古いタイプの建築士が活躍出来る場は非常に限定されてきている。つまり建築士という資格を持ちながらもゼネラリストでなければならないということですね。

不動産業界も同じですね。悲観的にならざるを得ないファンダメンタルの変化の中で、「ただ貸すだけ」、「ただ売るだけ」もしくは「右から左に流すだけ」のモデルは早晩限界を迎えるように思います。そこに他の視点をもちこみ、別の角度からビジネスチャンスを捉えなければならない。不動産だけではない、より広範な知識と教養を持ち、ビジネスに付加価値をもたらさなければならない。会社としてもゼネラリストでなければ生き残っていけない時代なんだなあ。そう思った夜でした。

R-STORE浅井

by r-store_asai | 2013-06-19 11:13 | ブログ

ブラック企業考

こんにちは、R-STOREの浅井です。

ブラック企業が、最近誌面やWebを賑わせている。ブラック企業が良いだ悪いだということに興味はないが、今日は少し「仕事」ということについて考えてみようと思っている。

そもそも、これが日本特有の考え方かどうかは知らないが、「仕事」と「生活」ということをきっぱりと区別して考えることが、この世界では主流のようだ。これは、「ワークライフバランス」という言葉に注目が集まっていることからもわかる。ワークライフバランスとはWork=仕事、とLife=生活のバランスをとろうという考え方で、「仕事」と「生活」が区別されるべき対立概念であることを前提としている。
また、もっと以前から使われる言葉に「公私混同するな」という叱り文句がある。これは主に職場で上司から叱責される際に使われる言葉だと思うが「公」=「仕事」であり、「私」=「生活」であると考えられる。つまり、「仕事と生活を一緒くたに考えるな、区別しろ」という意味だ。仕事と生活は相容れない別のものだという前提に立った考え方だ。

しかし自分は「でも、仕事だって生活の一部なんじゃないの?」という疑問を拭えなかったりする。生活というのは「生きていくことそのもの」であり、仕事だってその一部のはずだ。本来そこは切り分けられるものでなく、一緒くたにされてるのが本来の在り方なんじゃないの?と。

本来一緒くたにされるべき仕事と生活を無理に切り離して考えようとすると、次のようになる。

・残業のせいで「仕事」が「生活」の時間に食い込んでしまった。
・「仕事」が忙し過ぎて「生活」する時間がない。
・家族との「生活」の時間をとるために、「仕事」を中途半端に投げてしまった。

全部ストレスを感じそうなことだけど、こうやって文字にしてみると、何だかおかしい、可笑しい。単なるレトリックのようでもあるけど、仕事と生活を一緒くたに考えた瞬間、この対立は解消され、ストレスも無くなるように思うのは僕だけだろうか?まあ、もちろん現実は他者との関係性のなかで成り立つわけだから、簡単にはいかないのもわかるけれど。

自分の話をすると、僕は就職活動で7社しか受けなかった。その7社は全部自分のライフスタイルや人生観に合っていると思った会社で、6社目までは全部落ちて、7社目のイデーというインテリア会社に受かったので入社した。今思えば当時のイデーは今で言うブラック企業の典型のような会社で、社長はワンマンで稼いだ金も湯水のようにイベントに消えて行くし、だから給料もほとんど上がらないし、ましてやボーナスなんてもらったこともなかった。夜中の1時、2時まで働くのは当たり前だったし、夜10時から上司を交えたミーティングが12時過ぎまで続くなんてこともざらだった。朝4時から家具の納品があるなんてこともあった。寝不足で車を運転することもあったから、危ない事もあたけど、でも、不思議と自分の人生観に合っている仕事ができているという意識があったからかストレスはそんなになかったように思う。仕事のせいで自分の時間が無いなんてことは思わなかったし、仕事≒生活のような生活こそ理想だと当時は思っていたから、そんな仕事の仕方でも「ワークライフバランス」は保たれていたように思う。

逆に就職活動で50社、100社も受ける人の気が知れなくて、「そんなにやりたいこと無いでしょ?」って当時から思っていたりした。今思えば、やりたくもなかったり、自分の価値観や人生観に合わないのに、就職をしたいがために適当な会社に入って、やりたくない仕事をやっていたら、そりゃ「生活」の防衛もしたくなるな、と思う。そんな「仕事」が毎日遅くまで続いたりした日には、ブラックだって告発したくもなるし、辞めたくもなりますよ。
でも辞めたら、今度は再就職が難しい。これは、解雇規制の問題もあって、日本では一度正社員登用したら、解雇が非常に難しいというか事実上できないので、日本の企業は採用に非常に慎重にならざるを得ない。だから再就職も難しい。だから、ブラックだと感じていてストレスフルな職場でも、辞めずに頑張り続けるしかない。
もっと解雇規制を緩和すれば、企業の採用ももっと大胆になることができて、自分が本当にやりたいことができるストレスの無い職場だって結果的には見つけやすくなると思うけど。

話がずれましたが、要するに僕が思うのは「仕事」も「生活」の一部なんだから、区別して考えないで、自分のライフスタイルや人生観にあった仕事をするべきだし、そうすればストレスなんかないと思う。

タイトルと内容がずれてしまいましたが、こんなところで。

R-STORE 浅井

by r-store_asai | 2013-06-12 12:21 | ブログ

格好良さって?

こんにちは、R-STOREの浅井です。

当たり前のことだけど、「格好良さ」って相対的なものですよね。誰かが格好良いと思っても、誰かはそうは思わないわけで。だからデザインする≒格好良いものを作るとすると、デザインする行為自体が対象となるユーザーをセグメントすることである、と。当たり前ですが。

c0250964_1430041.jpg
このカラダが格好良いのか、僕にはよくわかりません。

こんなことを何故今更言い出したかというと、とある会社の社長からとても面白い話をきいたからです。
その会社はファミリータイプのマンションを買い取ってリフォーム(原状回復レベル)して再販するということを、延々と続けている会社で年間500戸くらいの売買をするそうです。買って売って買って売って・・・・・。その利ざやで儲けている会社なんですが、今まで1件を除いて仕入れ価格を下回る価格で売却したことがないとのこと。素晴らしいですよね。でも当然その1つの失敗が気になるわけです。「唯一失敗したその一戸って、なぜ失敗したんですか?」と当然質問しました。すると「○○○という、とても有名なデザイナーに頼んでリノベーションしたんです。そうしたら全然売れなくって・・・・」という答え。その会社は、それ以降、デザイナーに依頼することはやめて、社内で(言い方悪いですが)適当に原状回復の仕様を決め、売却することにしている、と。○○○は、デザインが好きな方なら誰でもわかるくらい有名な方です。私もかなり驚きましたが、すぐに腑に落ちました。

それで、冒頭の文章に戻るわけです。不動産を流通させるには、いくつかのフェーズがあって、
①つくる
②みせる(うる)
あまりにも単純でした(笑)。こういう2段階のフェーズがありまして、本来であれば①も②も密接に絡んでいないと上手くいかないわけです。
いくら格好良いものをつくっても、「どこで誰に見せるのか」を間違えると、本当にそれを求めている人々に届かないし、その逆もそう。デザインに興味が無い人に格好良い家は売れないわけです。「え、ちょっとこれ、格好良過ぎるんじゃない?飽きちゃうかも知れないし」とか考えちゃう人に、デザイン物件は売れないし、逆にそういう人たちをターゲットにするのであれば、デザインしちゃいけないわけです。

前述の失敗例は、デザイナーは素晴らしいものをつくったのかも知れないけど、会社の売り方は、通り一遍のいわゆる不動産業者にチラシをばらまく手法だった。そのミスマッチで需要者に魅力を届けることができなかった、というかそもそもデザインに対する需要のないチャネルで一生懸命デザイン物件を売ろうとしていた。
その逆も言えます。会社がどんな客層に売ろうとしているのか、どんなメディアを使って売るのか、そこまでデザイナーが考えを巡らせていたなら、同じようなデザインにならなかったと思うし、逆に売り方に関するアドバイスすら出来たかもしれない。

最も不幸なのは、それ以降、そのデザイナーとその会社は二度と仕事をすることはなかったし、それだけならまだしも、その会社はデザイナー不信にすら陥ってしまったということです。原因は明らかで「売れなかったから」なんですよね。

ということで、デザインする人も、それを売る人も、「誰に向けて売るのか」を常に考えていないと、お互い不幸になる。「格好良いは正義」じゃないんです。「格好良さは相対的なもの」。格好良いものをつくる人は、それが世の中のどのくらいの人に支持されるのか、常に考えることが必要です。

自分の会社の話になって恐縮ですが、例えばR-STOREにはデザインを重視する方が多く集まります。もし、我々が前述の物件の売却のお手伝いをできていたなら、結果は違っていたかも知れません。逆に、今その会社が売っている「適当に原状回復された物件」は、R-STOREでは全く売れません。流通させるチャネルがどんな層に支持されているのかを把握し、使い分けることも重要ですね。

このあたりで。

R-STORE 浅井

by r-store_asai | 2013-06-05 14:39 | ブログ


リノベーション、デザイナーズ、改造OK,賃貸住宅のセレクトショップR-STOREのハンサム社長浅井佳が綴る、住宅やライフスタイルのこと。


by r-store_asai

プロフィールを見る

リノベーション・デザイナーズ改装自由、面白くておしゃれな賃貸不動産がいっぱいです。
R-STORE
http://www.r-store.jp

ブログパーツ

最新の記事

ブログを移動しました。
at 2015-03-11 12:25
イデーの同期が素敵なボタニカ..
at 2015-02-25 14:05
不動産屋のブランディング
at 2015-02-18 11:40
aRts STOREリスタート。
at 2015-02-11 13:13
繁忙期の不動産屋が契約を急ぐ..
at 2015-02-04 18:37

以前の記事

2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月

カテゴリ

ブログ
ハンサムなもの
ハンサムな家
不動産屋
建築
経営

その他のジャンル

Copyright © Excite Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.
免責事項 - ヘルプBB.exciteWoman.exciteエキサイト ホーム