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マーケティング?

こんにちは、R-STOREの浅井です。

新規事業の立ち上げ準備を着々と進めている。8月中にはサービスインするつもりだ。ざっくり言うとECなので、注文とか在庫とか配送とか絡んできて、初めてのことが多く、なかなか考えることが多い。ただ、まあ方針は大きく決めたし、商品集めの手応えも掴んだので(実はここが肝だった)、あとは粛々とスピーディに進めて行くだけだ。往々にして不測の事態は起こるので、どんどん前倒しで進めて行かなくてはならない。

このサービスは、かなり新しい試みなのは間違いなく、国内外に同じような商材を扱うサービスはあるものの、すべて似て非なるものなので、業界に新風を吹き込むことは間違いない。今からとても楽しみだ。さっさと進めたい。

実はこのプロジェクトを始めた最初のころに、外部のIT方面に詳しい方に少し意見を聞いたら、「マーケティングが甘い」とか「本当にこういうニーズがあるのか」みたいなことを指摘され、とても違和感があった。だってこっちは、そういうサービスがなくて、僕自身が猛烈に欲しいからやるわけで、サービスを開始すれば共感を呼べると確信している。でも、マーケティングから入るのが正しいビジネスの立ち上げ方であって、僕の進め方が間違っていると言われているようで、ずっと気になっていた。

話は変わるが、先日スープストックの遠山さんの話を聞く機会があって、とても面白かったのだが、彼曰く「マーケティングでビジネスはできない」と。彼はビジネスを成立させる4つの要素というのを語ってくれたのだが、その一つに「必然性」というのがあって、これは噛み砕くと「なんで、そんなことやらないといけないの?」ということを説明できるかということになるのだけど、それは「僕は社長になりたいんです」とか「こういうサービスをずっとやってみたかったんです」とか、「この商品はすごく革新的だからつくりたい!」とか、そういう自分の「意思」みたいなものだ、と。で、それがあるから、ビジネスにアイデンティティが持てる、と。そこをマーケティングで組み立ててしまうと、結局外部の意見の寄せ集めでしかなく、もし時代や流行や景気で変わり、外部の意見が変わったときに、そのビジネスの根幹が無くなってしまう、と。

そう言えばスティーブ・ジョブスもマーケティングをしない人で有名だったけど、「消費者は、目の前に差し出してあげるまで、自分が本当に何が欲しいのかを自分でも理解できていない」みたいなことを言っていた。みんなiPodのような音楽プレーヤーが欲しかったんだけど、iPodが無い時代に消費者がそれを想像できるはずもなく、iPodを目の前に出してあげて初めて「そうです。こういうのが欲しかったんです。」と初めて理解できる、と。想像できなかったからこそ、iPodもウォークマンも革新的だったわけで、これはマーケティングの結果から出てくるものではない、と。

遠山さんの話を聞きながら、スティーブ・ジョブズの話を思い出し、ああ、あのとき感じた違和感はこれだったんだな、と理解した。自分の意思や確信を外に置いてマーケティングからプロジェクトを進めるということに違和感があったんだと。マーケティングして出てくるようなものなら、そんなサービスはとうの昔に実現しているはずで、マーケティングしても出てこないから、そのサービスが無いのに、それをマーケティングをしろなんてナンセンスだ、と。

遠山さんやスティーブ・ジョブズの言葉を引用して自分を語るのは余りにもおこがましいけれど、このプロジェクトに自信を深めたできごとだった。

ということで、できるだけ早く世に出したいと思います。

R-STORE
浅井

by r-store_asai | 2014-05-28 14:44 | ブログ

「R-STOREの使い方」

こんにちは、R-STOREの浅井です。

先週R-STOREの「R」の意味するところについて、書いたのですが、要するに私たちは、不動産の流通や慣習を「Re」したいんですよ、と。そういうことなわけです。
ということで、私たちは不動産屋さんで家を借りるというプロセスをもう一度Rethink(考え直す)してみようと。結果的に私たちもお客様も、オーナーさんも私たちが新たに創造しなおしたプロセスを通じて、楽しくハッピーになれれば良いな、と。そう思っているわけです。そういう意味では、このプロセス自体が、Recreation(創造しなおす)なんですね。

ということで、あまりちゃんと紹介しておりませんでしたが、先日「R-STOREの使い方」というページをリリースしました。
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「R-STOREの使い方」というページの一コマ。「非公開物件たくさんあります。店頭にお越し下さい!」みたいな露骨な囲い込みは行っておりません。illustrated by 加納徳博

「あ、この絵みたことある!」と誰もが思う加納徳博さんの親しみやすいイラストとともに、私たちが考えた不動産屋のあり方や、使い方を紹介していいます。
以前のブログでも申し上げた通り、不動産屋さんの慣習は「?」と思うことが多過ぎます。
逆に、不動産屋を利用するお客さんの方も(一部の方ですが)、不動産屋さんに対する敬意を欠き過ぎています。私たちだって不動産屋の前に一人の人間ですから、一生懸命やっていてもぞんざいに扱われたりすると悲しい気持ちになります。そういう情けない立ち位置をつくってしまったのも、また不動産屋さんの先人たちなわけですが。

ということで、私たちも試行錯誤ではあるのですが、真の意味でユーザー(お客さん)オリエンテッドな不動産屋になるために、日々精進したいと思います。

こんなところで。

R-STORE浅井

by r-store_asai | 2014-05-21 14:17 | 不動産屋

Rについて

こんにちは。R-STOREの浅井です。

R-STOREのRは何の「R」ですか?と良く聞かれます。ひょっとしたら、弊社の社員の中にもはっきりと知らない者がいるかもしれません。
弊社のルーツは(かなりの遠縁になってしまいましたが)、家具屋のIDEE(イデー)にあります。私自身もイデーに2001年から2006年まで在籍していました。
私が入社して間もなく、イデーの中にRプロジェクトという企画が立ち上がりました。きっかけは米系投資銀行が持ち込んだ不動産リストでした。そこには、バブルで傷ついた日本の銀行から買い取った不動産が1000件以上リストされていました。投資銀行のリクエストは、「デザインの力で、これらの不動産に付加価値をつけてくれ」というものでした。彼らはデザインによって価値を上げることにより、より高値での不動産売却を目論んでおり、白羽の矢がイデーに立ったというわけです。
イデーはそれらの不動産再生プロジェクトを「Rプロジェクト」と名付けました。多分最初はリノベーションのRだったんだと思いますが、最終的にはRe○○という接頭語のRだということになりました。

例えばRecreationという言葉があります。レクリエーションというと、「気晴らし、娯楽」と言った意味ですが、Re / creation と分割すると「改めて創造する」というように解釈することもできます。つまり、改めて創造するために、気晴らしをしたり、レジャーを楽しんだりして、心をリセットしようという意味なんだ、と。当時の代表が言っていました。面白いなと思った記憶があります。
Renovationという言葉も、Re / novation つまり、「改めて刷新する」ということです。リノベーションという行為を通じて、建物の役割を改めて問い直す、そんな行為なんだ、と。
他にもRethink=考え直す、Redesign=デザインし直す・・・ といった様々なReを行っていくプロジェクトがRプロジェクトなんだ、と。そんな風に記憶しています。
そのRプロジェクトが法人化されたのがRプロジェクト株式会社で、そこから賃貸事業を独立させ設立したのが、R−STORE、つまり弊社なのです。

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R-PROJECT社のロゴ
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弊社の旧ロゴ



だから、R-STOREのRには、Re… という意味が込められています。今までの不動産の取引や流通に関する慣習や慣例、不便さ、理不尽さ、そして、デザイン・・・当たり前と思われているものを問い直す。改めて構築していく。そんなReができる会社でありたいなあ、といつも思っております。

弊社の対応が普通の不動産会社とあまりに違うので、戸惑われるお客様もいらっしゃいます。そんなときは、「ああ、Reしてるのね。」と温かい目で見守って頂ければ幸甚です。

こんなところで。

R-STORE
浅井

by r-store_asai | 2014-05-14 09:01 | ブログ

人の立場に立って考える。

こんにちは、R-STOREの浅井です。

今小さい会社を経営している立場になって、本当に大事だと思うことがあります。それは、

「人の立場に立って考える」

思い返してみれば、小学校の頃から言われている言葉です。「人の立場にたって考えなさい!」と先生に怒られた経験は誰もが持っていることではないでしょうか?
私は小学生時代はもちろん、社会人になってから「人の立場に立つ。これを本当に実践できている人はほとんどいない。」と上司から言われたことがあります。この経験が非常に印象深く、それからこの言葉について考えることが多くなりました。

この言葉を読み解いていくと、実は非常に奥が深い。
まず、二者間で相手の立場に立って考えるシーンを想像してみます。
自分が「人の立場に立つ」必要がある場合とは、どういう状況なのか考えてみると、何らかの理由で自分と相手の利害が対立している状況であるのではないでしょうか。利害が対立していなければ、そもそも他者の立場を気にする必要もないわけです。同じ方向を目指して歩調を合わせていけば満足な状況で、なぜ人の立場を気にする必要があるのでしょう。利害が対立しているからこそ、相手の立場に立って考える必要があるわけです。
逆に言うと、他者の立場に立って考えるということは、必ず自分にとって不利益な状況を想像することになります。だから、人の立場に立って考えることは基本的にはしたくないことなのです。

しかし、それではただのわがままで独善的な人ですから、ちょっと我慢して相手の立場を考えてみたとしましょう。その結果、どのように行動するのかを考えてみます。選択肢は3つあります。
①自分にとっての不利益を我慢し、相手に合わせる。
②自分の利益を優先し、相手を無視する。
③自分にとっても、相手にとっても納得のいく結論を導きだす。

私は不動産仲介会社を経営していますので、それに合わせて考えてみます。お客様と我々で、仲介手数料を巡って利害が対立しているシーンを想定してみます。お客様は仲介手数料を割り引いて欲しい、我々はそうはしたくない、そういった利害対立です。
この場合にどの選択肢を選ぶべきかは言わずもがなです。①はお客様への体面は保てるし、担当者も良い顔ができて気分は良いでしょう。誰しも相手に嫌な顔を見せたくないし、そのように思われたくないものです。しかし、それで会社が回るほど経営は簡単じゃありません。②は会社の利益はその場では確保できますが、長期的に見れば悪評が立ち、経営的に難しくなるでしょう。つまるところ、とるべき選択肢は③しかありません。

ここで問題なのは、多くの人は①を実行することが、人の立場に立って考えることだと勘違いしているということです。これは、単純な二者間であれば有効でしょう。例えば個人商店のオーナーとお客様。お客様の値引き交渉に対し、個人商店のオーナーが了承する。オーナーは不利益を被るが、自分だけが我慢すれば良い。
しかし、会社に所属している営業マンであればどうでしょう?①を実行することにより、営業マンはお客さまに対して良い顔をできるかもしれません。しかし、営業マンが所属している会社の経営は打撃を受けます。それによって仲の良い会社の仲間の賞与の原資が減ります。リストラされる人も出るかもしれません。その営業マンを管理している部長は責任を取らされるかもしれません。そんなことを続けていれば、自分も無能のレッテルを貼られ立場を失うでしょう。そうすれば、当然自分が養っている家族にも影響が及びます。つまり、自分が立場に立つべき相手は1人では無いということです。お客様の立場と同様、同僚の立場、会社の立場、友人の立場、家族の立場、自分の立場・・・色んな立場があります。あちらを立てればこちらが立たずな状況下の中で、全て上手くいかせなければいけない。これがリアルです、現実です。こうなったら選択肢は無いのです、③以外には。
だからこそ、人の立場に立って考えるというのは難しいと思うのです。

もちろん、全てが上手くいくということも稀です。でも、そうなるように努力することが大事だと私は思っています。お客様の本当のニーズを探り、様々な可能性を考え、関係各所に根回しをし、誰もが納得できるように、伝えるタイミングや、言葉や、場面も相手によって使い分け、ときには欺き、ときには愚直に謝り、そんなことの積み上げによって③を成そうとする、だからこそ、その努力は尊いし、誠実に見えるのではないかと思います。そんな人だからこそ手を差し伸べたくなるし、譲歩してもよいと思えるような気がします。

逆にその努力をせずに、①や②の選択肢を示されたところで、何らの感動や納得も与えることはできないのではないでしょうか?

小学生から言われ続けた言葉ですが、こんなに長い期間にわたり言われ続けるのには結局理由があるのだなあと思います。こんなに複雑で難しいことなのですから。一朝一夕にできるはずがないということです。

こんなところで。

淺井

by r-store_asai | 2014-05-07 10:08 | ブログ


リノベーション、デザイナーズ、改造OK,賃貸住宅のセレクトショップR-STOREのハンサム社長浅井佳が綴る、住宅やライフスタイルのこと。


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リノベーション・デザイナーズ改装自由、面白くておしゃれな賃貸不動産がいっぱいです。
R-STORE
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