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ツリー型の組織になる理由。

こんにちは、R-STOREの浅井です。

2010年の10月に目黒から西麻布に会社を移転した際は、私も含めて社員数3人だった会社が、現在では22人になっている。オフィスも広くなった。
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新オフィス。TANKさんにしゃれおつにしていただきました。

社員数が12,13名くらいまでは、感覚として3人の延長でやって来られたけど、ここ最近は明らかに違うステージに入ったと思うようになった。
とにかく、自分がそれぞれのメンバーとコミュニケーションをとる時間が圧倒的に不足している。というか、不足するに決まっている。1日24時間しかないのに、3人のときと同じようなコミュニケーションを22人ととれるはずがない。
以前だったら気になったことを直接確認したり、アドバイスをしたり、一緒に考えたり、ときには注意したり、その夜に飲みにいって色んなことを話したりできていたことが、さすがに難しくなってきた。体は一つしかない。時間も有限だ。

アールストア社は、僕以外はすべてフラットな組織で、あえて役職をもうけずに今までやってきた。そのメンバー間の距離は非常に近く、お互いがお互いを意識し気遣うような誇れる社風ができた。「一丸となって」という言葉をそっくりそのまま当てはめられるような組織となったし成果も出た。
あえてコーチングとか、社員教育とか、そういった概念を持ち出さなくても、どのメンバーも驚くほど僕とコミュニケーションをとったし、その中で僕も伝えるべきことを伝えることができたし、そのフィードバックを直に感じることができた。メンバーも成長して、結果もでた。むしろ自然な会話が常に僕にとってもメンバーにとってもコーチングとなっていたように思う。

ただやっぱり体は一つしかないわけで、時間にも限界がある。コミュニケーションが減ってしまう。コミュニケーションがコーチングの役割を果たしていたとすれば、それはつまり業績に跳ね返ってくるのは当たり前で、この問題をかなり重要な経営課題と捉えるようになった。じゃあ、どうしようか、と。良いところは残しつつ、何かを変えていかなくてはならない時期に差し掛かっている。

おそらくはメンバーをいくつかのグループに分けて、それぞれのグループからキーパーソンとなる人を選んで、その人に伝えるべきを伝え、その人がグループのメンバーに伝えていく。そうするしかないだろう、と。つまりフラットな組織から徐々にツリー型の組織に移行していくということだ。そのキーパーソンが、一般に言う課長とか部長とかいう役職なのかもしれない(課長とか部長がいる組織に勤務した経験がないのでわからないのです)。

となると、何かを伝えるにしろ、フィードバックをもらうにしろ、課長を通すわけで、課長という職は組織づくりにおいて、非常に重要ということになる。課長と密度の濃いコミュニケーションを取れるかどうかが、組織づくりの成否に関わってくる。課長とか部長ってなんかダサいよな(笑)とかって舐めてましたけど、本当にすいません。超重要です。ということで、その課長か部長たちと「事業改善委員会」なるものを立ち上げてみることにした。ここで継続的に様々な課題について話し合っていきます。この場での話し合いはとてもフラットで闊達なのは弊社の良いところ。どんどんと問題を洗い出して改善していきたい。

ここからは雑感ですが、いや、ね。ツリーの組織にはツリーなりの意味と理由があるんですね。
なるほど。自分も組織もこうやって成長していくのか、と思いました。今まで地面(フラット)だったものが、芽を出し木(ツリー)になっていくのか、と。

ということで、樹齢何十年、何百年の大樹になれるように、次なる努力を重ねて行きたいと気持ちを新たにしたここ数日でした。

一方でツリーにすることによって、僕の体は少し自由になるはずなので、その分を新事業や、ここのところ少なくなってしまっていたメンバーとのコミュニケーションに使っていきたいと思います。

こんなところで。
R-STORE浅井

by r-store_asai | 2014-06-25 11:25 | 経営

新国立競技場について思うこと。

こんにちは。R-STOREの浅井です。

元倉真琴さんという著名な建築家の方が安藤忠雄さん宛の公開書簡と称した文書をインターネット上に公開し、SNSなどで拡散されている。

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ザハの当初案 のびやかでダイナミック。

常々思うけど、デザインや計画の良し悪しに「絶対」的な尺度なんて存在しないし、何が良くて何が悪いかなんてこともないし、好きも嫌いもあって当然だし、国立競技場を新築しても改修してもどっちが良いということもないと思うし、どちらにしたって全員賛成ってことは無いわけで。

国立競技場はそもそもは7mちょっとという高さだったそうだ。それが東京オリンピックで現在の23mになった。つまり3倍。それがザハの案では70mである、また3倍。
何が言いたいかというと、「ザハ案ってデカいよね」ってことじゃなくて、そもそも現在の国立競技場だって3倍になった経緯があって、それだってずいぶん暴力的な出来事だったと思う。でも何十年という時間の経過とともにあの場所に根付いたわけで、ザハ案だってそうなっていくと思う。そもそもあれだけ大きな建物が歴史的な文脈を破壊しないなんてことは有り得なくて、でも破壊するということは、次の歴史を創造するということでもあるわけだ。湾岸だったら歴史的な文脈が無いから湾岸につくろうって話もあるけど、じゃあ湾岸の50年後はどうするんだ?という問題もある。これから歴史をつくっていく場所なわけだから。
僕としては合法的な手続きで、もう決めちゃったんだから、できるだけポジティブな結果になるように応援したいと思う。現国立競技場みたいに、長い年月をかけて蔦とか絡んじゃったりしたら、不時着して棄てられた宇宙船みたいに見えて格好良いかもとか、結構ポジティブなイメージが膨らんでいる。中途半端にだけはしてほしくない。

で、件の書簡なんだけど、この文書を読んで感じてしまったのが安藤さんとザハを「敵」と見立てて叩くことで改修ムーブメントを盛り上げていきたいのかな、ということ。安藤さんは大学を出ていなくて、どこの学閥にも属していないから日本建築会では異端の存在、ザハはそもそも外国人。建築界の「外」にいる二人だから標的にしやすかったのかなあ、とか。
だとしたら日本建築界はやっぱり排他的な建築「ムラ」なんだなあとか思って、がっかりしてしまったり。伊東さんや妹島さんがこのコンペに当選したとしても、やっぱりこういった書簡を出したのだろうか?とか。いやいや「ムラ」なんだから、身内には出せないよねー、って思ってみたり。

ある人のFBへのコメントで知ったのだが、実際にコンペの結果が出る前に行われたこんな調査もあったようだ。
この結果からわかることは、多くの建築関係者(ケンプラッツを読んでいる人)はザハ案が良いと思っていたということ。そして、それとは裏腹に妹島案に当選してほしいと思っていたこと。

もちろんここに書いた感じ方はあくまでも私の個人的なものであるということを改めて強調したい。
しかし同時に強調したいのは新国立競技場案は合法的なプロセスで決まったことなのだから、今からできることは、よりポジティブに、ザハ案が最高のものになるように議論していくことではないだろうか、と私は思う。
現時点での修正案は、改修派への配慮もあったのか、当初の伸びやかな躍動感がまったく失われてしまっている。このまま進むとしたら少し残念だ。

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修正案。う・・・悲しい。


こんなところで。
R-STORE 浅井

by r-store_asai | 2014-06-11 10:00 | 建築


リノベーション、デザイナーズ、改造OK,賃貸住宅のセレクトショップR-STOREのハンサム社長浅井佳が綴る、住宅やライフスタイルのこと。


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