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これからの新築賃貸マンションどうあるべきか考えてみた。

こんにちは、R-STOREの浅井です。
先日、とある大手ゼネコンの方々の前で、今後の賃貸住宅のあり方について少しお話させていただく機会を得た。
そのゼネコンさんは、今まで分譲を中心に行っていて、賃貸のノウハウがほとんどなく、今後賃貸住宅建設に参入していくにあたり、外部の知見が欲しいということでお招きいただいた。

しかしながら、現在の日本の不動産を取り巻く状況の中で「空き家問題」というのは最もホットなトピックの一つであり、東京だけで見ても、下表のとおり約60万戸の空室がある状況の中で、その空室をどうすんのかという問題や、人口減ってるのにまだ住宅は必要なのか、みたいな構造的問題を脇においておいて、新たに賃貸住宅を建てちゃうってことが良いのかどうなのか、しかもそれを良しとするようなお話をするのが良いのかどうなのかと一抹の戸惑いを感じる一方で、でもやっぱり資本主義社会の中で利益を生む可能性が高いところにお金が投下されるのは必然で、これは贖えない流れなのであって、むしろ市場競争力のない空き家の方がスクラップされるべきだなんてことも思いながら、どんなネタを話そうかと考えたわけです。
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空き家問題待ったなしです。


でもね、シンプルに考えるとやっぱり空き家になっちゃうようなモノつくるなよ、と。先日の日経にも載ってましたが、ディスポーザーや消臭機能が市場競争力を上げるような書き方なんですが、「マジで?」って感じで。そんな部分で勝負するのが本質的なのか?と。技術なんて日進月歩だし、明日にはより高性能な製品がでているわけじゃないですか、真似できるわけじゃないですか。そんなところで勝負して、より新しいマンションに同じ設備を真似されたら、どう考えても古い方が競争力を失うわけで。そもそも本質的な魅力を備えてないから、もう設備で負けたら一気に負け確定。そのまま賃料下げ続けて、空室を増やし続けてっていう負のスパイラルにはまるわけですね。
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この発想の貧困さはマジで残念すぎるレベル。

正直、こういう設備を備えて、フリーレントとかつけて、ちょっと入居者サービス充実させれば、瞬間風速的に賃料を上げるのなんて訳ないんですよね。でも、それを長続きさせるのが難しい。せっかく家賃あげても2年で退去されて、賃料下げて募集してたら意味ないわけです。

逆に、僕達は「長期優良賃借人」とか言ってるんですが、本当にその物件のことを好きになって、好きだから丁寧に使って、好きだから長く住んで、好きだからその魅力を周囲の人に振りまいてくれる「長期優良賃借人」を獲得することこそ、目指すべき姿勢なのではないか、と。好きになることって愛着を持つことで、愛着をもったものって手放したくないのと同じように、住んでいる住宅に愛着を持ってもらえれば良い方向にスパイラルしだすわけです。で、愛着を持ってもらえる仕掛けをどう作るかというのが、昨今で言えばDIYだったり、カスタマイズ賃貸だったり、ちょっとリノベしてみたりってことだったりするわけですよね。

僭越ながら、そんなことをお話させていただきました。
住宅は供給過多だと言いながらも、いろんな事情で一定数は建てていかなければならないわけで、どうせ建てるのなら、ディスポーザーより好きになれる魅力を備えて欲しいな、と。そう思います。

あ、それと会社ごとですが、事務スタッフを募集しております
フレキシブルに働きたい子育て中の方など、大歓迎です。
ご興味のある方、こちらからぜひ。

※こちらの募集は終了いたしました。

R-STORE
浅井

by r-store_asai | 2015-01-28 14:44 | 不動産屋

等身大の建築家。

こんにちは。R-STOREの浅井です。

mosakiの awesome!4号を本日読んだ。谷尻誠さんのインタビュー。
いや、あれだね。なんだか最近建築に対して言うことがなくって、「自分建築に興味失っちゃったのかな」なんて心配してたんですが、awsome!読んでわかりました。谷尻誠さん名刺交換しかしたことないのに失礼なんですが、こういうスタンスの建築家がすでにいらっしゃるんですね。建築を勉強して、不動産をやって、だからこそ見える建築界の異様さみたいなものを自分なりに今まで発信してきたつもりだっし、もっとビジネスチャンスあるよって言ってきたつもりだったけど、建築家の中に逆にこの異様さを利用してビジネスをつくっていこうとする人が現れているとなると、もう既に自分が外から建築界を見てどうのこうのと言う必要もないな、と。

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図々しさって営業の基本ですね。


どう考えても建築家ってダサいよね、ヤバいよねっていう、なんとなくみんなわかってたんだけど誰も言わなかった、言えなかったことをサラリと言ってしまう建築家が現れて、しかもその方は結構な支持を受けていて。それも建築家にではなくて、クライアントになる人から支持されていて、その支持が仕事というかたちに結実していて。っていう。
なんで支持されているかというと、クライアントとちゃんと会話できるからで、インタビュー中にもありますが「自分と付き合うと得だよ、ということを常にプレゼンしている」って。それはいわゆる他の職種でいうところの「営業」ってことにほかならないわけですが、これも文中にありますが「建築家ってプライド高い」ので、なかなかそういうことができる方が少ないというのは僕も感じるところで。でも、それをやるからこそ建築が先生方の天上界から僕たちみんなの世界にちゃんと降りてくるわけです。
だから、ちゃんと話したことないのにこんなこと言うのも失礼なんですが、谷尻誠さんって極めてまともな人なんだろうと思います。すごくわかりづらい建築界にこういう方が現れたら支持されるのはごく自然なことだよなあ、と。なんて言うんですかね、等身大?

以前、awsome!!のローンチパーティのときに、一瞬だけ谷尻誠さんのトークを聞いたんですが、そのとき印象に残ったのは「建築界は遅れてるからまだまだビジネスチャンスがあると思って建築家になった。」という一言。それと「建築家はすぐに大きな社会問題を題材にするけど、僕にとっては明日所員の給料をちゃんと支払えるかどうかの方がよっぽど大きい問題」って言葉。「ああ、建築家に足りないのってこういうまともな感覚だよな」って思った記憶があります。
そういう言葉を建築家の方から聞く時代がこんなに早く来るとは思いませんでした。いつかゆっくりお話したいなあ。

awesome第4号。必読です。

R-STORE 浅井

by r-store_asai | 2015-01-14 17:54 | 建築

男性が働けなくなる社会

あけましておめでとうございます。
2015年始まりました。
今年もどうぞR-STOREでお引っ越しのほどよろしくお願いいたします。

年頭ということもあり、連日「これからの日本はどうあるべきか」といったような記事やコラム、ニュースを見かけます。
特に多く目にするのが、「女性労働力の活用」。これは人口減少局面にある日本の労働人口を維持もしくは増やすためには不可欠だと言われていてここ10年位のテーマになっています。
弊社はこの1月で25人になり、そのうち女性は14人。56%が女性で、これは平均的な企業においては多い方ではないかと思います。
日本の企業において女性活用が進んで来なかった原因については様々な意見がありますが、私が個人的に感じるのは当然のことながら女性と男性において根本的な能力の違いがあるはずもなく、女性だからというだけで繊細で丁寧な対応がナチュラルボーンでできるかというとそういうことでもなく、では男性だからというだけでリーダーシップがあるかというとそんなわけもなく、女性だからといって扱いに何か気を使わなければいけないかというとそんなこともなく、男性だからといって体育会系にビシビシやってよいかというと、全くそれも違っていて、性別による区別というのは、多少重いものが持てるかどうかということと、トイレを分けるくらいのものでしかないのかな、と。まあそんな感じがしております。

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あけましておめでとうございます。

よく言われるのが「女性は出産があるから長く働けない」という意見です。これは「女性は出産がある」という1点においては正しいでしょう。でも「長く働けない」というのは全くの間違いだと思っています。「男性も長く働けな」くなるからです。
先日小室淑恵さんの講演の書き起こしを読んだのですが「高齢化社会では出産育児と同様、もしくはそれ以上に介護の負担が重くなる」とおっしゃられていました。これはその通りで、私の両親も古希が近くなってきて要介護になってもおかしくありません。急な病気で介護が必要になることもあるでしょう。そのときは、むしろ男性の「筋力」の方が必要になるそうです。それはそうですよね。だって大人は重いですから。
そうすると介護に駆り出されるのはむしろ働き盛りの男性で、今までは「子育てで女性は働けなくなる」と言っていたのが「男性は介護で働けなくなる」と言われるようになるわけです。保育所が足りないのと同様「介護難民」も増えて、働きたくても働けない男性が増えるかもしれません。

これまでの日本企業が男性中心であったことは疑いようのない事実です。当然働き方や、様々な制度がその前提でできあがっています。で、ここへきて先述のような問題が目の前に横たわっていて、だから「女性を活用できるような制度をつくるべき」だというのが世間一般の共通認識です。でも「男性が働けなくなる」という視点は全く欠落していて、これは男性中心の制度をつくってきた日本企業においては、「女性を活用する制度を付加する」程度じゃ解決できないもっと根本的な問題ではないかと最近思うようになりました。
弊社にも社内規程があり、その修正を進めていますが「修正」って程度でじゃ済まないのではないか、と。もっと根本的に働き方や企業の有り様を見なおさなければいけないんじゃないだろうか、と。そんな風にすら感じます。

先に謝っておきます。この問題に対して私が明確な答えをもっているわけではありません。今現在最も大きな課題として私の前に横たわっていて、どう扱うべきか日々頭を悩ませているというのが現状です。

ただひとつ、この問題について私に考えるきっかけを与えてくれたある女性起業家との会話を紹介したいと思います。彼女は未就学児2人の母で育児をしながら社長をやっています。彼女は「女性こそ管理職になるべきだ。」と言いました。これは、よく新聞で言われているような「男性と女性の管理職比率が公平ではない」とか「女性の登用の機会が男性に比べて少ない」とか、そういった類の議論ではありません。彼女は管理職になり部下をマネジメントする立場になることで、現場から離れることができ、その結果時間に拘束されずに仕事ができるようになり、育児との両立が可能になると考えているのです。だから女性は管理職を目指すべきだ、と。すごくポジティブだと思いませんか?

この考え方は今までの「女性は働き続けられないから、管理職に登用できない」という日本企業の考え方と全く真逆です。むし自ら自分の立場を変え、働き方を変えるからこそ、仕事と育児を両立できるようになる。「積極的に仕事をして、評価され昇進するからこそ仕事を続けられる」って素敵だと思いませんか?

今後私達の会社も社会の変化を受け、変化していかざるを得ないでしょう。ただ少なくとも、私達の会社は、男性に対しても、女性に対しても、人生の変化をポジティブに捉えて欲しいし、その変化に対応すべく編み出される自由な発想や働き方を認め、邪魔せず、むしろ奨励し、積極的に応援する。そういった会社でありたいと思っています。

とりとめのない年頭のご挨拶で申し訳ないですが、こんなところで。

本年もよろしくお願いいたします。

R-STORE
浅井

by r-store_asai | 2015-01-07 11:06 | 経営


リノベーション、デザイナーズ、改造OK,賃貸住宅のセレクトショップR-STOREのハンサム社長浅井佳が綴る、住宅やライフスタイルのこと。


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リノベーション・デザイナーズ改装自由、面白くておしゃれな賃貸不動産がいっぱいです。
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